廃材活用

SERVICE

廃材を活用してオリジナル材料づくり

「フィラメント化試験サービス」とは、廃プラスチックやその他の不要な素材を回収し、それを3Dプリンター用フィラメントに再加工するサービスです。これにより、廃材を新たな製品に再利用でき、生産コストや廃材処理費用の削減、さらに環境への負荷を軽減することができます。

SOLUTION

当社の廃材活用の強み

当社では、お客様のニーズや用途に適したカスタマイズを施したフィラメントを少量からお手頃価格でスピーディーに試作いたします。

BENEFITS

コストメリット

廃材をフィラメント化することでコストカットが実現するだけでなく、環境にも配慮した持続可能なビジネスモデルを実現できます。

FLOW

廃材活用サービスご利用の流れ

お客様がお持ちの廃材や廃プラに最適な材料を配合し、
オリジナル材料を試作するサービスです。

GUIDELINES

廃材活用サービスご利用のガイドライン

廃材活用サービスをご利用いただくにあたり、スムーズな進行と高品質な仕上がりのため、以下のガイドラインをご確認ください。サービス利用前にぜひお読みいただき、不明点があればお気軽にお問い合わせください。

1. 利用可能な廃材

【 利用できる廃材の種類 】

　以下の廃材はフィラメント化試験で利用可能です

　・PLA（純粋なもの、または高純度の混合物）

　・ABS

　・PETG

　・ナイロン（種類によりますので事前にご相談ください）

　・プリント失敗品（サポート材や余剰部分を除去したもの）

　・未使用のフィラメントや樹脂ペレット

　【 利用できない廃材の種類 】

　以下の廃材は、フィラメント化試験では利用できません

　・他素材との混合が多い廃材（例: PLAとABSが混在）

　・汚染された素材（異物、塗料、接着剤が付着しているもの）

　・再加工が困難な特殊素材（TPUなどの柔軟性が極端に高いもの）

　・分解や分離が必要な複合素材

2. 廃材の条件と準備

【 廃材の最低量 】

　・フィラメント化試験には最低1kg以上の廃材をご用意ください。

　・素材が不足している場合、安定したフィラメント加工が難しくなります。

　

【 廃材の送り方 】

　・廃材を洗浄、乾燥、粉砕させた状態でお送りください。

　・プリント失敗品を送付する場合は、サポート材や異物を取り除いてください。

　・送付時の梱包は素材が破損しないよう、密封した袋や箱に入れてお送りください。

　

　【 廃材の持ち込み方 】

　・直接持ち込みも可能ですが、事前予約が必要です。

　・持ち込み時には素材の種類と重さを確認させていただきます。

3. 試験プロセス

① 素材の評価

　　・提供された廃材を分析し、フィラメント化に適しているかを評価します。

　　 ・素材の状態や純度によって、再利用可能かどうか判断します。

　② フィラメント化試験

　　・試験を進める際、目標とするフィラメント径（例: 1.75mmまたは2.85mm）に合わせて加工します。

　　・必要やニーズに応じて、素材特性に基づく調整（混合、加熱温度など）を行います。

　③ 成果の確認

　　・完成したフィラメントを検査し、均一性や品質を確認します。

　　・フィラメントとして使用可能な場合、テストプリントを行います。

　④ 試験結果について

　　＞使用可能なフィラメントにできた場合

　　　・完成品を返却し、試験報告レポート（径の均一性、加工条件、フィードバック）を提供します。

　　＞使用可能なフィラメントにできなかった場合

　　　フィラメント化が困難な場合は、以下の選択肢をお客様にご提案いたします。

　　　・素材特性の改善案

　　　・混合素材の提案や加工条件の見直し

　　　・部分的な完成品の提供

　　　・使用可能な部分のフィラメントを返却

　　　・試験の終了

　　　・試験を中止し、試験結果のレポートを提供（素材の返却または当社で廃棄）。

　　　

　失敗事例

　　　・素材が不均一でフィラメント径が安定しない。

　　　・適切な温度やプロセスでも樹脂が変性する。

　　　・フィラメントとしての強度や柔軟性を確保できない。

　　　※試験結果に基づく改善案をご提案します。

4.試験化回数について

　初回試験で結果が不十分だった場合、条件を調整し再試験を行います。

　例: 温度、押出速度、素材の混合比率の調整。

　＞試験回数の上限

　　最大3回まで試験を繰り返し、完成品の品質向上を目指します。

　＞試験回数を超える場合

　　3回以上の試験が必要と判断された場合は、追加料金にて対応いたします。事前にご相談の上、対応可能です。

5. 完成品の品質基準

　当社の試験で「完成品」とみなされる条件は以下の通りです。

• フィラメントの径が±0.05mm以内の均一性。
• 強度、柔軟性が3Dプリントに適している。
• サンプルプリントの結果が基準を満たしている。

6. 禁止事項

• 化学的に危険な廃材や毒性のある素材（MSDSの提出が必要な場合があります）。
• リサイクル不可能と判断された素材。
• 法律や規制に違反する可能性のある廃材。

FAQ

よくある質問（廃材活用サービス）

提供した廃材がフィラメント化できない場合、どうなりますか？

試験にかかった費用の一部以外は返金いたしますが、フィラメント化が困難な素材は廃材として返却させていただきます。

フィラメント化の試験結果に満足できなかった場合、再試験は可能ですか？

再試験は可能ですが、追加費用が発生する場合があります。詳細については事前にご相談ください。

色や素材の改良はできますか？

色の追加や他素材との混合など、素材の改良は可能な場合があります。事前にご相談いただければ、改良内容に応じたアドバイスをさせていただきます。

最低量に満たない場合でも試験は可能ですか？

素材が少量でも試験は可能な場合がありますが、追加費用が発生する場合があります。詳細はお見積もり時にご案内いたします。